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1812年販売の懐中時計「No.2567」を特別展示

ブレゲ ブティック銀座にて

現在もハイエンドの複雑時計に搭載される「トゥールビヨン」は、アブラアン-ルイ・ブレゲが発明し、1801年6月26日に特許を取得した機構です。フランス語で「渦」を意味するトゥールビヨンの仕組みは次のようになっています。機械式時計には、規則正しいリズムを作り出し、歯車を一定速度で動かす脱進調速装置があります。ところが、時計は置かれる位置、すなわち姿勢の変化によって進んだり遅れたりします。その原因が地球の重力にあることを突き止めたブレゲは、脱進調速装置を「ケージ」という籠に収め、これを回転させることにより姿勢の変化から生じる誤差の解消を図りました。ブレゲを象徴する業績として有名なトゥールビヨンは、まさに天文学や科学的知識が凝縮された天才的な発明です。 二世紀を経た今も、トゥールビヨンの製作は一握りの熟練時計師であるマスター・ウォッチメーカーに受け継がれています このたびブレゲ ブティック銀座では、1812年に販売されたトゥールビヨンを搭載した懐中時計「No.2567」をパリのブレゲ・ミュージアムより取り寄せ特別に展示いたします。 ブレゲが誇るブランドの歴史的な価値をこの機会にご覧いただきますよう、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

No.2567
ギャルド・タン(超精密時計)の原理に基づいて作られたトゥールビヨン。1分間トゥールビヨン・レギュレーター。ゴールド・ハンターケース。チェーンフュゼ(鎖引き・円錐滑車)によるコンスタントフォース機構。ギヨシェ彫りの3ピース構造ケース。ムーブメント径52mm。シルバーダイヤル。ポリッシュ仕上げのチャプターリングに放射状のローマ数字。スモールセコンド。シークレット・サイン。ケース径61mm
1812年3月21日ビゴ氏に1,800フランで販売。 ブレゲ・ミュージアム所蔵。

ブレゲ ブティック銀座 東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター3階   営業時間:月~土11:00-20:00 日・祝日 11:00-19:00 電話: 03-6254-7211