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“Breguet, The Innovator. Inventor of the Tourbillon”/1801年6月26日、ブレゲ がトゥールビヨン・レギュレーターの特許を取得

トラディション トゥールビヨン・フュゼ

今から約210年前の6月26日、ブレゲ初代アブラアン-ルイ・ブレゲがトゥールビヨン・レギュレーターの特許を取得しました。
数々の発明をうみだした創業者ブレゲが残した最大の遺産がトゥールビヨンです。「トゥールビヨン」はフランス語で渦巻きを意味しますが、ブレゲの時代には惑星のシステムを意味し、ブレゲはトゥールビヨンの動きと惑星を重ね合わせて、こう名付けました。ブレゲが自らの発明に“惑星”を意味するトゥールビヨンと名付けたことは時計師としての自負の表れでもあったと言えるでしょう。
トゥールビヨンは懐中時計の精度を確実に高める機構として開発されました。フランス革命を逃れて1793年からスイスに亡命していたアブラアン-ルイ・ブレゲがパリに戻った1795年に発明。時計精度を司るテンプとガンギ車が重力に引っ張られる垂直位置での誤差を除くために脱進機全体をキャリッジ(かご)に入れて、1分間あるいは4分間、6分間に1回転させることを考えたのです。時計の位置によって偏った重力が加わると規則的なテンプの運動が妨げられ、精度に影響を及ぼします。しかし、時計の位置によって精度を調整することはあまりに困難です。そこでブレゲはテンプそのものを等間隔で回転させて、重力の影響を解消することを考えました。トゥールビヨンは、まさに天文学や科学の知識が凝縮された天才的な発明です。
1795年にトゥールビヨンを発明したブレゲはその特許をフランス内務省に申請します。そして1801年6月26日、特許を取得しました。特許状には当時の共和暦に従い、第9年メシドール7日と記されています。

1801年6月26日にフランス内務省から与えられたトゥールビヨン特許状

初代ブレゲ製作、1808年販売のトゥールビヨンNo.1188

二世紀を経た今も、トゥールビヨンの製作は一握りの熟練時計師であるマスター・ウォッチメーカーにより、現代のコレクションに受け継がれています。
ブレゲが誇るトゥールビヨンの数々をこの機会にご覧いただきますよう、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
クラシック トゥールビヨン 3357
手巻、トゥールビヨン、キャリバー558T、
手彫り装飾ムーブメント、
銀色仕上げゴールドダイヤル(手彫りギヨシェ模様)、
トゥールビヨン軸直結スモールセコンド、
自己補正ブレゲひげゼンマイ、
サファイア・ケースバック、
2.5Hz(毎時18,000)、
ケース径35mm、ケース厚9.15mm、
パワーリザーブ50時間、3気圧(30m)防水
トラディション トゥールビヨン・フュゼ
手巻、キャリバー569、
銀色仕上げゴールドダイヤル(手彫りギヨシェ模様)、
香箱上にパワーリザーブ・インジケーター、チタン製テンプ、
シリコン製ブレゲひげゼンマイ、2.5Hz(18,000振動)、
ケース径41mm、ケース厚15.95mm、
サファイア・ケースバック、
50時間パワーリザーブ、3気圧(30m)防水

ブレゲ ブティック銀座 東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター3階   営業時間:月~土11:00-20:00 日・祝日 11:00-19:00 電話: 03-6254-7211

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