TOPICS

ブレゲ タイプXX コレクション

1950年代にブレゲがフランス海軍航空隊のために制作したパイロットウォッチを受け継ぐ
コレクション

ブレゲが、フランス海軍航空隊・アエロナバルに提供してきた時計は、コレクターやパイロットの記憶に残るものばかりです。中でも 1958 年に同海軍航空隊から発注を受け、ちょうど今から半世紀前にあたる 1960 年に納品されたクロノグラフ―1~500 のシリアルナンバーが入れられた「タイプXX」―は、あまりにも有名です。このケース裏には「BREGUET MARINE NATIONALE AERONAUTIQUE NAVALE」と刻印され、同モデルに共通するフライバック機能がついていました。1980年代前半まで同軍で使用されていた同ウォッチは、現在でもコレクターの間で最も人気がある歴史的タイムピースのひとつです。
 
 
 
アエロナバルNo4100(1960年第1世代モデル)
編隊飛行時の連続機動運動を指揮するために、一瞬でクロノグラフ針をゼロ位置に戻し再スタートさせる “リ・スターティング・フライバック”機構。この機構を搭載した「タイプXX」は、航空界の要請に応じて開発されたパイロットウォッチです。 その起源は、1935年に実現された最初のクロノグラフ腕時計に遡ります。ごく少量しか生産を行っていなかったこのクロノグラフは、1950年にフランス政府技術部門から正式に認可されます。そしてフランス航空試験所(CEV)は海軍航空部隊のパイロットのためのクロノグラフの製作を時計メーカー3社に依頼しました。コードナンバー「タイプXX」。政府から正式に発注を受けたブレゲ社は、1954年このクロノグラフ500個をフランス空軍、テスト飛行センター、そして海軍航空部隊に供給しました。 軍人のみが手にすることを許された「タイプXX」は、瞬く間に各方面の人々の羨望の的となり、ブレゲは民間向けのクロノグラフの製造もはじめたのです。 そうして、自動巻きムーブメントを搭載する現代の「タイプXX」として甦りました。
 
 
 
2016年新作「タイプXXI 3817」
スポーティーなルックスでありながら高い技術を誇る「タイプXX」コレクションの数々を、このたびブレゲ ブティック銀座にてご紹介いたします。 皆様のご来店心よりお待ち申しあげております。 会期:2017年3月16日~3月31日 会場:ブレゲ ブティック銀座 電話:03-6254-7211