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Breguet Boutique GINZA Marine Collection Fair

1815年ルイ18世よりフランス王国海軍御用達時計師を任命された伝統を称える
ブレゲの「マリーン」コレクション

アブラアン-ルイ・ブレゲは、その時計師としての生涯を通じ、時間計測に対する比類ない専門技術を絶え間なく実証し続けました。彼の革命的な開発は目覚ましい評判をもたらし、数々の名誉を授けました。ブレゲの名声がヨーロッパの隅々まで広まる中、とりわけブレゲを熱烈に称賛したのはフランス国王ルイ18世です。そしてルイ18世は、ブレゲをパリの経度委員会のメンバーに任命します。この団体は、天文学のさまざまな分野を促進し、それを地理学や航海術、測地学に応用することを目的に掲げ、1795年に国民公会によって設立されました。この経度委員会は非常に格式が高い団体で、全部で20名ほどの委員には幾何学者、天文学者、船乗り、関連の専門職人たちが含まれていました。物理学者や船乗りにとって極めて有用だった時計の分野から、その職種を代表する唯一の人物がブレゲでした。彼は、特に海上での経度計算に関しては、時計界の権威になりました。その名声を受けて、1815年10月27日にルイ18世は王令を発し、アブラアン-ルイ・ブレゲに対してフランス王国海軍のマリン・クロノメーター製作者という称号を正式に授けました。海洋上で時間を測定するという考え方そのものに科学知識が反映されていることを思えば、この名称は、時計師が羨望してやまない最高峰の栄誉に他ならないものでした。それはまた、国に対して重責を負うことも意味しています。なぜなら、海軍の艦隊にとって、マリン・クロノメーターによって海上での船の位置が計算できることは、非常に重要だったからです。
 
 
 
ブレゲによる、船舶に取り付ける
マリン・クロノメーターのデッサン
 
 
 
マリン・クロノメーターNo.4330
<1827年販売>
フランス海軍は、20世紀を通じ1960年代年まで、ブレゲにさまざまな精密機器を発注していました。魚雷時計や星測器のシデロメーター、文字盤が24時間表示の懐中時計、フランス海軍航空部隊のパイロットに正式に供給されたクロノグラフ「タイプXX(トゥエンティ)」などです。ブレゲ社はこうした海軍にまつわる伝統を称えて、防水性が高く堅固な造りのスポーツウォッチ「マリーン」コレクションを1990年に初めて発表しました。 このようなブランドのストーリーを背景にもつスポーティー且つ繊細なディテールデザインの「マリーン コレクション」の数々を、このたびブレゲ ブティック銀座にてご紹介させていただきます。会期中ご購入のお客様には、素敵な特典を御用意してございます。 また7/5(水)と7/6(木)には、スイスのブレゲ・マニュファクチュールより職人が来日し、繊細で美しいエングレーブの実演も行います。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。 皆様のご来店心よりお待ち申しあげております。 会期:2017年6/23(金)~7/9(日) 会場:ブレゲ ブティック銀座 電話:03-6254-7211