130年にわたって時を刻み続けるヒーローたち | スウォッチ グループ ジャパン株式会社|THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK
スウォッチ グループ ジャパン 株式会社の公式ウェブサイトです。スイス・ビール市に本拠地を持つ世界最大の時計製造グループであるTHE SWATCH GROUP LTDの100%子会社として、日本において時計・宝飾ブランドなどを取り扱っております。
article
February 1, 2022
130年にわたって時を刻み続けるヒーローたち
1892年に米国ペンシルバニア州ランカスターで創業した当初から、ハミルトンは、そこで働くウォッチメーカーたちの強いプロ意識と優れたサヴォアフェール、そして彼らが作り上げる時計の正確さで高い信頼を得てきました。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、アメリカの鉄道業界の計時は、ほとんどハミルトンだけが頼りでした。
第一次世界大戦中、兵士たちが部隊の移動にかかる時間を計測するための新しい時計を必要としていたとき、ハミルトンはポケットウォッチを手首に装着するようリメイク。これが米軍との長い関係の第一歩となります。両者の関係は第二次世界大戦中も続き、ハミルトンは一般消費者向けの生産を一旦すべて中止し、1942年から1945年までの間に、1万本のマリンクロノメーターを含むミリタリーウォッチ100万本以上を製造しました。こうしたタイムピースは、水の上でのナビゲーションに不可欠であるだけでなく、ミッションを完了するためになくてはならないものであったため、1943年には卓越したメーカーに贈られる陸海軍“E”アワードを受賞しています。
鉄道や戦場での計時を支えるとともに、ハミルトンは空の世界でも必要とされます。航空技術黎明期、ハミルトンは、手首に装着するタイプのトレンチウォッチを勇敢な米軍のパイロットたちに供給しました。1918年には米国初の国内航空郵便路線の公式タイムキーパーとなり、1926年にはリチャード・E・バードの先駆的な北極点飛行に複数のタイムピースを提供しています。山岳救助サービスで名を馳せるスイスのAir Zermatt社やスペイン空軍のヘリコプターアクロバットチーム「パトルーラ・アスパ」などの専門飛行部隊とは、数十年にわたりパートナーシップを組んできました。また、持続可能なエネルギーで駆動する輸送手段で新記録に挑戦するSyroco社やSmartflyer社といった革新的な企業ともパートナーシップを結んでいます。
さらに、芸術や映画界のビジョナリー(明確なビジョンを持つ、未来を予見する力を持つ人々)とハミルトンの結びつきも、非常に強く、重要です。1932年の映画『上海特急』を皮切りに、ハミルトンはこれまで500作品以上の映画にそのタイムピースを提供してきました。伝説的な映画監督スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』のためのカスタムメイド クロックや、クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』のプロットに欠かせないアナログ・デジタルのペアウォッチなど、ハミルトンのタイムピースとハリウッドは切っても切れない関係にあります。
もちろん、こうしたパートナーシップは、私たちのウォッチメイキングにおける優れた能力と、伝説的なデザイナーたちのサポートなくしては実現できるものではありません。1957年にリチャード・アービブが発表し、エルヴィス・プレスリーが着用したことで有名な世界初の電気式腕時計「ベンチュラ」から、1969年に発表された金字塔「キャリバー11」を搭載したハミルトン初の自動巻きクロノグラフ「クロノマティックA」まで、ハミルトンは常に最先端のデザインとテクノロジーを追求してきました。1970年に発表された世界初のデジタルウォッチ「PSR」は、時計の未来をリードするのはハミルトンだという意思を世界に示すものとなりました。
これまで130年にわたり、ハミルトンは優れた飛行家として名高いリチャード・バードから命知らずのパイロット、ダリオ・コスタ、第二次世界大戦の名もなき勇敢なアメリカ人兵士から水中探検家のピエール・フロラ、そしてスタンリー・キューブリックやクリストファー・ノーランなどの素晴らしい映画監督から主演俳優のダニエル・ヘニーまで、ヒーローたちの装備を整え、彼らの仕事を支えてきました。次の130年に続く、ヒーローたちと彼らが追い求める偉業にもハミルトンは寄り添います。ハミルトンが時を刻む可能性に満ちた明るい未来に乾杯!