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「トラディション トゥールビヨン・フュゼ」からブルーダイヤルが発表

力強い色調に彩られたダイヤルは、過去から現在まで人々を最も魅了してきたコンプリケーションのひとつ、トゥールビヨンを一段と引き立てます。

アブラアン-ルイ・ブレゲによってトゥールビヨンが発明された6月24日に合わせ、メゾンは「トラディション」コレクションの新しいモデルを披露します。このモデルは力強い色調に彩られ、過去から現在まで人々を最も魅了してきたコンプリケーションのひとつ、トゥールビヨンを一段と引き立てています。

今回のモデルでは、フュゼ(鎖引き)トゥールビヨンの機構をブルーにカラーリングし、ビジュアルに統一感をもたせるために、部品全体にさまざまな処理が施されています。トゥールビヨンのキャリッジとダイヤルはブルーで覆われ、フュゼのチェーンもまた、熱処理でブルーに仕上げられています。5月発表のモデル「トラディション レトログラード デイト 7597」により同コレクションで新たに用いられた、ブルーとアンスラサイトカラーのコントラストがエレガントな表情を醸す美的なデザインがこのモデルにも取り入れられました。

トゥールビヨンが考案されたのは、それが必要だったからです。18世紀当時、装身具の一種であった懐中時計は、紳士が身に着けるベストのポケットに常に縦の姿勢で収められ、そのことによって精度の欠如が生じました。アブラアン-ルイ・ブレゲはこの問題に挑み、彼が初めて製作したトゥールビヨンに対して1801年6月26日に特許が認可されました。トゥールビヨンはそれ以来、最上の時計を愛好する者たちの間で常に最も称賛されるコンプリケーションのひとつになりました。それは、時計の核心部を露わに見せているからです。

新しい「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」には、フュゼ・チェーン・トランスミッション(鎖引き伝達機構)が組み込まれています。その特徴は、主ゼンマイの巻き上げ量にかかわらず、一定の動力(コンスタントフォース)を供給しながら、時計に規則正しい歩度がもたらされるように最適化することにあります。

時計の主ゼンマイが完全に巻き上げられると、主ゼンマイの力が最大になり、チェーンはフュゼ(円錐滑車)の最上層、つまり最も直径の小さいところまで巻き付いています。主ゼンマイが解けるにしたがい、チェーンは最上部から離れ、順に下側の直径の大きい層へと移り、最低部まで降りてきます。その結果、コンスタントフォースが供給されるのです。

ブレゲの代表的なデザイン・コードを余すところなく表現しながら、現代的な感覚を明確に打ち出した新しい「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」は、ゴールド製のオフセンターダイアルに施されたギヨシェ彫りの「クル・ド・パリ」模様や、伝統的なローマ数字、穴が開いたモチーフを先端に戴くブレゲ針など、メゾンのシグネチャーが取り入れられています。

 

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