ブレゲ「トラディション7035」 | スウォッチ グループ ジャパン株式会社|THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK

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May 19, 2025

ブレゲ「トラディション7035」

ブレゲ「トラディション7035」
トラディション7035
トラディション7035

250周年に合わせてブレゲは独自の合金、ブレゲゴールドを発表しました。クラッシクコレクションの「スースクリプション 2025」にまず取り入れられたブレゲゴールドが、今回「トラディション7035」のケースに採用されます。暖かい色調のゴールドは、ムーブメントの構造全体を強調し、ブルーの半透明グラン・フー エナメルで彩られたギヨシェ彫り文字盤に備わる時針と分針の表示や、10時と11時の間に設けられたレトログラードセコンドを際立てています。

アブラアン-ルイ・ブレゲ、国際的ネットワークの誕生
アブラアン-ルイ・ブレゲは、技術革新はもとより、世の中の情勢にも絶えず注意を向けていました。それによって、彼はしだいに数が増え国際色も豊かになる顧客が時計をどのように考えているかをいつも把握していました。少量の時計をシリーズ生産したいという願いと同様に、1796年ブレゲが閃いたのは「スースクリプション ウォッチ」のプロジェクトです。それも、針が1本しかない実に簡素な時計でした。「スースクリプション」とは予約販売のことを指し、顧客が広告パンフレットを参照して時計を選び、注文の際に価格の4分の1を前払いする仕組みです。ブレゲが生み出したこのような広告パンフレットもまた、時計界で前例のないものでした。1799年にブレゲは、「スースクリプション ウォッチ」を元に、ケースの外に設けられた針とマーカーに触れることで時刻がわかる「モントレ・ア・タクト」を導入しました。さらにスースクリプションウォッチで使用されたのと同じキャリバーを使用し、時には小さなダイヤルも追加していました。」

「ブレゲは、創業から今日までビジュアル・アイデンティティを持ち続ける
オートオルロジュリー(高級時計製造)メゾンのひとつです」
CEO グレゴリー・キスリング

まったくシンプルな外観をもって時を告げる時計、「スースクリプション ウォッチ」と「モントレ・ア・タクト」の2つから想を得て2005年に誕生した「トラディション」コレクションは、輪列やブリッジを露わにして、ムーブメントをミニチュアの傑作に仕立てた独特の建築構造が特徴です。このレイアウトは、アブラアン-ルイ・ブレゲが作った時計からの着想と容易に判別でき、時計職人がケースを開けた際に見ることが可能な技術的機構を同じく眺めることができます。

独自のノウハウに敬意を表した「トラディション 7035」
ブレゲ250周年を記念して特別に考案された「トラディション 7035」の新たなバリエーションは、コレクションの幾何学デザインを忠実に守りながら、技術やデザインに関する独自のノウハウを結集して、入念な仕上げが施されています。

ブレゲゴールドとブレゲ・ブルー:メゾンのコードを成す2つのシグネチャー
「トラディション」コレクションは、「メゾン」を語る2つのしるし、すなわちブレゲゴールドとブレゲ・ブルーを採用しました。今年、早くも「クラシック スースクリプション 2025」に用いられたばかりのブレゲゴールドは、ゴールド、シルバー、コッパー、パラジウムを組み合わせたゴールド合金です。この合金は38mmのケースのみならず、グルネイユ(ショットブラスト)仕上げの地板やグルネイユ仕上げとサテン仕上げを組み合わせたブリッジにも用いられています。これは「トラディション」コレクションでは初の仕様です。グレーの歯車やその他のパーツもブレゲゴールドの輝きをいっそう引き立てています。ブレゲゴールドはまた、この新しいアニバーサリー・モデルでブリッジに初めて採用された繊細なサテン仕上げに注目させる点でも適しています。

このモデルの際立った特徴は、ブレゲ・ブルーで輝く精緻な手彫りギヨシェ仕上げのダイヤルです。選ばれたモチーフは、「ケ・ド・ロルロージュ」模様です。この美しいギヨシェ彫り文字盤もまた、半透明のグラン・フー エナメルでブルーに彩られ、レトログラードセコンドのブルースティール針やネジにも同じく見られます。明るい色のブレゲ数字と百合を象ったミニッツマーカー、4時位置のシリアルナンバーは、輪を成して調和しながら、ブルー文字盤からくっきり浮かび上がっています。

現代的なギヨシェ彫り模様「ケ・ド・ロルロージュ」
文字盤の各表示を区切って見やすくするための装飾として用いられるギヨシェ彫りは芸術そのものであり、ブレゲならではの専門技術になりました。実際にブレゲは、ギヨシェ彫りに関する最大規模の工房を構えるメゾンです。入念に修復された年代物のギヨシェ彫り機は、クル・ド・パリのようなクラシカルなモチーフから、「ケ・ド・ロルロージュ」のような今までにない新しいタイプのモチーフまで、さまざまな模様を描き出すことができ、この「トラディション」の新しいモデルの文字盤にも用いられています。ギヨシェ彫りによる微細なモチーフに表現されているのは、枝分かれして流れるセーヌ河を空から見下ろした様子です。セーヌ河はまさに、アブラアン-ルイ・ブレゲがかつて工房を構えていたシテ島やサン-ルイ島を囲みながら、パリ中心部を流れています。この新しいギヨシェ彫り模様の精緻な線は、18世紀に市街を細部まで鳥瞰して作られたパリのテュルゴー地図から着想しました。これは、当時としては極めて正確かつ具体的な地図でした。というのも、ほぼ全部の建造物が詳細に描かれていたからです。

天才時計師を称える三日月型ローター
「トラディション 7035」の新作の裏面に広がるゴールドの景色も時計の表側と同様に魅力的です。魅力を一段と強調するのは、グルネイユ(ショットブラスト)仕上げの地板や、グルネイユ仕上げとサテン仕上げによるブリッジの上で回転するローターです。縦にブラッシュ仕上げを施したプラチナ製のローターは、アブラアン-ルイ・ブレゲが考案した自動巻ローターを想起させます。ブレゲは、ギヨシェ彫りの場合とまったく同様に、時計製造にプラチナを初めて取り入れた人物でした。現代のローターは大半が半円形ですが、それとはかけ離れた形をしたこのローターは、時計の巨匠ブレゲにとって初の発明品として知られ、本人の言葉で「ペルペチュエル」と呼んだ自動巻時計の巻き上げ効率を最適化するために考案されました。新作のローターも厚みがあり、三日月形をしています。数多くの時計に接してきた目利きなら、左上方に「PT950」と控え目に刻まれていることに気付くでしょう。

 

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