タイプ XX クロノグラフ 2075 | スウォッチ グループ ジャパン株式会社|THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK

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June 5, 2025

タイプ XX クロノグラフ 2075

タイプ XX クロノグラフ 2075
タイプ XX クロノグラフ 2075
タイプ XX クロノグラフ 2075
タイプ XX クロノグラフ 2075

250周年の一環として、「クラシック スースクリプション 2025」と「トラディション 7035」に続き、メゾン・ブレゲは、1955年の代表的モデルから想を得た2種類のクロノグラフ「タイプ XX 2075」を発表します。

「フライバック」機能を装備したこれらのクロノグラフは、人間の英知と時代を切り開く勇気を讃えて、3つの人々に敬意を表しています。すなわち、メゾンの創設者でブランドの名にもなった時計師アブラアン-ルイ・ブレゲ、その5代目の子孫で航空機の製造者ルイ-シャルル・ブレゲ、そして2人組の飛行士デュドネ・コスタとモーリス・ベロンです。彼らは、1930年9月1日から2日にかけて、ブレゲ19TFスーパービドンに搭乗してパリからニューヨークを空で結んだ、まさしく最初の人物でした。スーパービドンという名は大容量の燃料タンクに由来し、その機体の両側には大きなクエスチョンマークが描かれていました。
2つの新しいモデルは、ブロンドカラーを放つ独自の合金ブレゲゴールドで作られ、ブラックのアルミニウムまたはシルバー製の文字盤は、1955年に発表され1780の番号が付された「民間用」と称す有名な時計に合わせて仕上げられています。これらはメゾンの技術革新の精神を見事に反映しています。

これらの新しい『タイプ XX』は、オリジナルモデルの特徴を
小径のケースと手巻きムーブメントで甦らせます
CEOグレゴリー・キスリング

ブレゲ、発明の代名詞となったファミリーネーム
アブラアン-ルイ・ブレゲ(1747-1823年)は、時計製造に重要な進歩をもたらして時代の扉を開き、5代目の子孫ルイ・ブレゲ(1880-1955年)もまた、大空の分野での発展に功績を残しました。高等電気学校を卒業したこの先駆者は、航空機の製造会社を設立し、当時最先端の複葉機をはじめ、ブレゲXIXのような単葉機、爆撃機、長距離飛行に広く利用された有名な機体などを50年に渡って開発しました。

「疑問符」付きのパリ・ニューヨーク間初飛行
アメリカ人チャールズ・リンドバーグ (1902-1974年)が1927年に達成した大西洋単独横断飛行を成功させたのち、パリからニューヨークに「戻る」飛行の可能性について報道関係者が問いかけられると、ルイ・ブレゲと2人組の飛行士デュドネ・コスタ(1892-1974年)とモーリス・ベロン(1896-1984年)は 「疑問符(クエスチョンマーク)」によってこれに答えるに留めました。この疑問符は、特別に仕立てられたブレゲXIXスーパービドン「クエスチョンマーク号」の赤い機体のコックピット前方に大きな白い字で描かれ、2人のフランス人飛行士は、1930年に2つの都市を無着陸で結ぶ飛行にこれを利用したのです。

航空界の伝説「タイプ XX」
1950年代初頭、フランス空軍は、「タイプ 20」というコードネームのパイロット用腕時計クロノグラフを製造する資格を持ったメーカーを探すように要請しました。いくつかの有力企業の中で、ブレゲはこの技術仕様書を満たす時計を航空界に供給することになります。1952年以降、ブレゲのサインが記されたこの種のツールウォッチが登場します。軍用は、空軍向けの「タイプ 20」と海軍航空隊向けの「タイプ XX」の2種類があり、民間用「タイプ XX」もさまざまなモデルが作られました。その幅広い「タイプ XX」の歴史から想を得て、ブレゲは第4世代「タイプ XX」を2023年に導入し、現行コレクションを形成しました。今回そこに加わるのが2種類の「タイプ XX 2075」です。どちらもメゾンの250年を記念する時計です。
これらのインスピレーション源は、1955年にゴールドで発売された民間用モデルです。ブレゲ社アーカイブによると、このモデルの文字盤はもともとサテン仕上げのシルバーだったものがブラックに置き換えられました。
ブレゲは今回のモデルでこれら2つを再現しました。アルミニウム製のブラック文字盤と、250本限定のシルバー925文字盤です。つまり過去と現在が自然とつながっているのです。

高性能ムーブメントを搭載
これら2つのモデルが搭載するのは、2023年にブレゲが導入した5Hzの高性能ムーブメント、キャリバー728のバリエーションです。ムーブメントには、4時位置のボタンを1回押すだけでクロノグラフ機能のリセットと再スタートが行える「フライバック」機能があります。
キャリバー728では初となる手巻を採用し、2つの新しい派生キャリバーが誕生しました。3時位置に15分積算計を配したブラックのアルミニウム文字盤のキャリバー7279、3時位置に30分積算計を配したシルバー925文字盤のキャリバー7278です。両モデルは9時位置にはスモールセコンドを配し、ムーブメントがブレゲゴールドカラーで彩られています。
ケースバック側のムーブメントには、メゾンの工房で手作業によってすべて仕上げられた彫金が展開します。描かれているのは、大西洋を横断するブレゲXIX、1930年の正確な飛行経路、そしてヨーロッパと北アメリカ大陸の沿岸です。この沿岸にはジーブル加工(フロステッド加工)が施されています。

歴史遺産を語る2つの文字盤
ブレゲは、機体に成分の95%がアルミニウムの「ジュラルミン」と呼ばれる素材を使い、その先駆者になったルイ・ブレゲを讃えて、「タイプ XX 2075」の文字盤にこの素材を選びました。コレクションにおいては初の試みです。7時と8時の間に控え目に記された「AL」の文字がこの素材を表しています。また、1955年の歴史的なモデルのブラックに近づけるためにブレゲが用いたのは、表面に酸化アルミニウムの皮膜を生成し、腐食から完全に守る陽極酸化の技法です。この処理のために、ブレゲは最近の技術革新をアルミニウムに駆使して、深いブラックと抜群の力学的剛性を実現しました。実際にそれは航空宇宙の分野で用いられているものです。その結果、最高の視認性と抜群の耐久性が得られました。シルバー文字盤の「タイプ XX」にも歴史的なモデルNo.1790の個性が刻まれ、オリジナルのデザインがシルバー文字盤に忠実に反映されています。新しいモデルでは、ブラッシュ仕上げを施した本物のスターリングシルバー文字盤が繊細で洗練された輝きを放ち、時計のタイムレスな気品を引き立てています。この素材を示す「Ag925」の控え目な記号が7時と8時の間に刻印されています。こちらのモデルはまた、経過時間によって速度の計測ができるタキメータースケールを装備する点でもうひとつのモデルと異なっています。
2つの文字盤は、アプライドによる細く繊細なBreguetの文字と、数字やインデックスなどもまったく同様にブレゲゴールドで作られていますです。

ブレゲゴールドのケース
直径は1955年の歴史的モデルと同一の38.3mmで、厚さが13.2mmのケースは、全体が18Kブレゲゴールドで作られています。ブレゲの名を冠したこの合金は「クラシック スースクリプション 2025」の発表時に披露されました。75%のゴールドにシルバー、コッパー、パラジウムを組み合わせた、このブロンドの色調を帯びたこの貴金属は、民間用モデルのノッチと目盛りが備わる細身の両方向回転ベゼルにも用いられています。ベゼルの数字は、ブラックのアルミニウム文字盤を用いたモデルはブラック、シルバー文字盤のモデルはブルーで記されています。またリュウズにブレゲのイニシャル「B」が刻まれています。
新しい2つのモデルに付属するインターチェンジャブル機能をもったレザーストラップは、アルミニウム文字盤のモデルはブラック、シルバー文字盤のモデルはブルーのグラデーション加工が施されています。

ブレゲと航空の世界
ブレゲという名は卓越した時計づくりを想起させますが、その名は航空の歴史にも鳴り響いています。発明の才に富んだ家系の血筋を引き、アブラアン-ルイ・ブレゲの5代目の子孫にあたるルイ-シャルル・ブレゲ (1880-1955年) は、フランス航空界の先駆者のひとりでした。
20世紀初頭、機械と大空への情熱に突き動かされたルイ・ブレゲは、初の実験的なヘリコプターを考案します。乗員とともに地面から上昇できるこのジャイロプレーン( 1907年)は、当時としては技術的快挙でした。次に彼はブレゲ航空会社を設立して、民間と軍事の両分野で航空の発展に重要な役割を演じました。
第一次世界大戦の時期は、大規模に飛行機を製造し、その高性能が歓迎されました。とりわけ有名なのは、伝説的な複葉機として名高く、爆撃機としても知られたブレゲ14です。戦後のブレゲは、商用飛行に力を入れ、空輸による新しい世界の開拓に積極的に取り組みました。
先見の明と行動力を持った人物のルイ・ブレゲはまた、エールフランスの創設やヘリコプターの誕生にも貢献しました。その名は、草創期のエールフランスとは切り離せません。彼は果敢な精神と気品をもって大空に挑戦したのです。
 

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