マリーン オーラ・ムンディ5555 | スウォッチ グループ ジャパン株式会社|THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK

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September 11, 2025

マリーン オーラ・ムンディ5555

マリーン オーラ・ムンディ5555
マリーン オーラ・ムンディ5555
マリーン オーラ・ムンディ5555

ブレゲは250周年を記念する第5弾を発表します。「オーラ・ムンディ」では初の仕様で、50本限定の「マリーン オーラ・ムンディ 5555」です。このモデルは、2層を成す文字盤のギヨシェ彫りとサファイアクリスタルのそれぞれに駆使されたメティエダールに焦点を当て、手仕事の職人技に敬意を表します。インスピレーションのもとになったのは、地球の夜景をとらえたNASAの《ブラック・マーブル》です。これとは逆に、1972年にアポロ17号の宇宙飛行士が撮影して世に広まった《ブルー・マーブル》は、光に照らされた昼の地球を表しています。
「マリーン オーラ・ムンディ5555」は、夜景を選ぶことによって、動き続ける世界を表現します。夜景に見える都市の明かりは、地球がけっして眠らないことを思い起こさせ、世界を駆け巡る旅行者のために考案されたこの時計にとっては、まさにぴったりです。
ブレゲゴールドを初めて採用するこの「マリーン オーラ・ムンディ 5555」は、ブレゲが特許出願中の新しい発光エナメルダイヤルを取り入れています。それぞれのオーナーは、24のタイムゾーンに好みの都市をパーソナライズすることができます。

新たなフロンティア

この新しい「マリーン オーラ・ムンディ 5555」で、ブレゲは地球と海とを結び付けます。そしてブレゲ・マニュファクチュールが今まで見たことのない夢のような旅へと誘います。この時計は、210年前にアブラアン-ルイ・ブレゲがフランス王国海軍時計師に任命されたことに端を発する歴史的な遺産を受け継いでいます。それは1815年のこと。ルイ18世は偉大な時計師ブレゲに対し、科学や探求の限界を押し広げられるような精巧な時計を考え出す先見の明に感謝の意を表しました。
今日では、世界の大海は、かつて何世紀も越えることが困難だったフロンティアなどではありませんが、海を舞台に新たな挑戦が繰り返し試みられた探求心こそ、この50本限定モデルとして発表される「マリーン オーラ・ムンディ 5555」を活気づけます。時計の中心に職人の手仕事によるユニークなデザインが形作られ、そこに伝統と現代性、芸術的なノウハウと見事な技術、無限に広がる海と水平線や地平線が体現されています。

2層構造の文字盤

新しい「マリーン オーラ・ムンディ 5555」は、現行コレクションのモデルをベースにしており、ケースは直径43.9mm、事前にプログラム可能なインスタント・ジャンプ・タイムゾーン表示によるデュアル・タイム、日付表示、デイ/ナイト表示、タイムゾーンと同調する都市名などの特徴が備わるキャリバー77F1を搭載しています。これに加え、「マリーン オーラ・ムンディ 5555」には、初となる大きな特徴があります。まずその文字盤です。
ひと目で気付く特別な点は、奥行き感や球面効果の演出です。それは、文字盤の独特の構造のおかげです。実際に文字盤は、2つの要素から成り立っています。ゴールド製の文字盤のベース面は、青い空から青い海へとグラデーションを成すように装飾されており、この精巧な時計を象徴する《空と海》からの着想がそこに読み取れます。
次に文字盤のベース面にギヨシェ彫りで経線と緯線が繊細に刻まれます。文字盤は平坦であるにもかかわらず、実際にカーブした地球に見えるような騙し絵を作り出します。そうした錯覚は、東西南北へと向かう経線と緯線をギヨシェ彫りで描いたそれぞれの線から生まれます。この錯覚を誘う細工が文字盤の最初の構成要素、すなわち球面をもたらします。
2番目の構成要素は、奥行き感です。目的は、宇宙からの視点のような錯覚を与えることにあり、例えば、コレクターが大気圏の熱圏あたりから地球を俯瞰するような視点です。これを達成するために、ブレゲはギヨシェ文字盤に透明なサファイアクリスタルを重ねました。

エナメル画の伝統と革新

サファイアクリスタルの文字盤には、類例がないほど数々のメティエダールが駆使されています。完全な手作業によって両面に3段階のエナメル画が施されています。まず始めは、ミニアチュール・エナメルの技法で描かれた大陸です。サファイアクリスタルもまた平坦ですが、ブレゲのエナメル画職人によって、それが丸みを帯びた地球のようになります。職人は、下部に置かれたギヨシェ彫り文字盤が生み出す錯覚のイメージをさらに引き伸ばし、大陸の輪郭を文字盤外縁のフランジに接するあたりまで描いています。
これらの大陸は、サファイアクリスタルの裏面に描かれています。その作業は極めて繊細です。というのは、ブレゲの職人は、サファイアクリスタルの表側で大陸が正しい位置にくるように、モチーフを鏡像で描かなくてはならないからです。これがグランフー・エナメルと名付けられた高温焼成の技法で仕上げられる第1段階のエナメル画になります。
次に第2段階として、ブレゲの職人はこのサファイアクリスタル文字盤を裏返し、連なる雲をその上に描写して構図に生き生きとしたリアリズムを与えます。この雲もまたエナメル画で描かれ、グランフー・エナメルで焼成されます。しかし、大陸の輪郭が定まっていても、雲のほうは流動的です。雲は大陸の上に浮かび、大地の表面を成しているかのようです。ブレゲのエナメル画職人たちは、ここで各人の裁量によって独創的な技を発揮します。大海原に浮かぶ雲は、それぞれのブレゲの職人のインスピレーションに任せられ、その描写には多少なりとも魔法なり秘密があります。したがって「マリーン オーラ・ムンディ 5555」のひとつひとつがユニークピースになるのです。

そして最後となる第3段階は、今度は夜を明るく照らす都市の表現です。夜を輝かせる手段として最も一般的な選択肢といえば、スーパールミノバを利用することでしょう。しかしブレゲがミニアチュール・エナメルのために選んだのは発光エナメルです。それは職人が創作するものですが、極めて高度な技術によって生まれます。この革新的な技法は、250年に及ぶメゾン・ブレゲの革新の伝統に書き加えられました。

常に唯一無二の存在

ブレゲは、この50本限定シリーズの特別な個性を強調するために、「マリーン オーラ・ムンディ 5555」の他とは異なる独自のディテールを際立たせることにしました。ケースは、初めてブレゲゴールドで作られています。また、この特別限定モデルでは、ポリッシュ仕上げのセンターラグが備わります。さらに、ポリッシュとサテン仕上げを並べて施し、新しいブレゲゴールドの美しさを引き立てています。
ケースバック側では、250周年を記念する特別なギヨシェ彫り模様「ケ・ド・ロルロージュ」による2本の縁飾りが目に入ります。サファイアクリスタルには他の250周年記念コレクションのモデルと同様に250周年記念ロゴが刻まれ、そこから見えるキャリバー77F1のローターにも初めてブレゲゴールドが用いられています。文字盤側では、50本限定の「マリーン オーラ・ムンディ 5555」を手に入れたオーナーの方々がディスクの都市名を好みに応じてアレンジできるようになっています。

77F1、比類なきキャリバーの代表

「マリーン オーラ・ムンディ 5555」が搭載するムーブメントは、キャリバー77F1です。このしっかりとした造りのムーブメントは、「オーラ・ムンディ」の誕生からコレクションを支えてきました(キャリバー77F0が2022年に77F1に進化)。77F1は、時刻と日付に加え、24のタイムゾーンに属す代表的な都市を選択することによって、それぞれに対応した時刻と日付を表示します。
時計市場では他にないブレゲならではの仕組みは、機械的メモリーによるインスタント・ジャンプ・タイムゾーン表示です。8時位置のプッシュボタンで最初の都市を選び、3時位置のリュウズで時刻と日付を設定しておけば、あとは8時位置のプッシュボタンを押して第2の都市とタイムゾーンを調整するだけです。すると時計の機構は、カムやハンマー、差動装置から成る巧妙なシステムによって時刻と日付を計算します。こうして、8時位置のプッシュボタンを押すだけで、任意に第1タイムゾーンと第2タイムゾーンの表示が切り替わり、それぞれの日付も自動的に調整されます。4時位置のデイ/ナイト表示は、タイムゾーンの時刻表示の午前と午後を区別します。
キャリバー77F1はいくつかの特許で保護されています。まず、デュアル・タイムゾーン機構を含む時計製品に関するもの。2つ目は、メインの針による任意のタイムゾーンの時刻表示。3つ目は、時計製品のためのプログラムと再プログラムが可能な機械的メモリーの歯車に関するもの。最後は、連続して動く針を通じて時系列を表示する仕組み(デイ/ナイト表示)に関するものです。

 

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