ブレゲ新作「トラディション」コレクション | スウォッチ グループ ジャパン株式会社|THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK

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April 1, 2026

ブレゲ新作「トラディション」コレクション

ブレゲ新作「トラディション」コレクション
トラディション 7037
トラディション 7037
トラディション GMT 7067
トラディション 7038
トラディション レトログラードセコンド 7097

2026年、メゾン・ブレゲはマニュファクチュールの歴史的な柱を成す「トラディション」コレクションをさらに活気づけます。「トラディション」は、文字盤側に露わにしたムーブメントにメゾンのあらゆるデザインコードを集約するという異例のスタイルに、ブレゲのDNAが宿っています。そこにはブランドの遺産、創設者ブレゲが後世に残したもの、さらに彼が描いた未来への道筋が読み取れます。
これらのモデルは、今回の仕様変更によって、より現代的なブレゲ・スタイルへと近づきました。とりわけ、一部モデルにおけるローマ数字からアラビア数字への転換、伝統的なグラン・フー エナメル文字盤に加え、ムーブメントに施された新たな仕上げ、新しいストラップなどです。

代表的なコレクションに再び取り組む

2005年に登場した「トラディション」コレクションは、この20年の間に時計コレクターにとって参照すべき出発点のようになってきました。そこにはアブラアン-ルイ・ブレゲが追求した2つの目的が込められています。卓越したムーブメントを生み出しながら、同時に完璧な美の調和を実現することです。
「トラディション」というモデルは、2つの探求を唯一無二かつ首尾一貫したひとつに融合させ、そのすべてを文字盤側で完全に見せています。左右対称で完全な均整を保つ卓越したムーブメント構造は、その基本的なアイデンティティのひとつを成しています。実際にキャリバーは表裏が反転していて、通常はケース裏側に隠れている時計機構を表側で露わに見せているのです。見た瞬間にムーブメントのあらゆる要素が目に入り、明快な手法やシンプルで見やすい機構の配置、上質な仕上げ、巧妙な表示、卓越した技術といったブレゲの優れた特質がひと目でわかります。
時計の上部に置かれたオフセンターダイヤルは、直接「モントレ・ア・タクト」から想を得ています。ムーブメント構造もまたまったく同様で、このブレゲを代表する歴史的な時計の構造を受け継いでいます。「モントレ・ア・タクト」は、アブラアン-ルイ・ブレゲによって1795年頃に考案され、1799年から販売が始まりました。この時計自体も、数年前に先立って考案された「スースクリプション」のデザインを継承しています。
2026年の新しい「トラディション」は、コレクションをより現代的な方向へと推し進めるための土台作りに取り組みます。つまり、逆説的ながら、歴史的な考え方に従ってそれを進めるのです。というのは、時計師アブラアン-ルイ・ブレゲのビジョンを忠実に反映するためです。それは、自身の時計技術とデザインをたゆみなく進化させ、その時代との融合を図りながら常に最先端の立場を維持することでした。「トラディション」の新作は、歴史的なノウハウと現代の先端技術を生かし、たしかな現代感覚が隅々まで息づいています。
これらの新作により、ブレゲは創業者アブラアン-ルイ・ブレゲの理念を再び明確に取り入れます。それを通じて、自身の世代のテイストやライフスタイルにマッチした時計を探している21世紀の時計コレクターたちの期待に応えます。

トラディション 7037

「トラディション 7037」は、シンプルな外観ながら、個性を主張します。ホワイトゴールドによる38mmケース、時針と分針の2本、そして50時間のパワーリザーブを通じてその確かな作動を示すレトログラード式スモールセコンドを備えています
このような極めて洗練された仕様の選択により、文字盤の周囲は大きく広がり、どのような複雑機構にも遮られることなくその純粋な表情を保っています。そこでは構成要素が絶妙な調和をもって配置されていますが、マニュファクチュールの本領発揮は、まさに仕上げの作業です。「トラディション 7037」では、グルネイユ仕上げの地板、ショットブラスト仕上げのブリッジ、手動のギヨシェ彫りでスネイル模様を刻んだ香箱蓋など、ムーブメント全体が初めてブルーに彩られているのです。そしてこれらあらゆる部品が手作業で仕上げられています。
しかし、最も注目すべき要素は、12時位置の文字盤です。ホワイトゴールドをベースにして作られた文字盤は、一般的なギヨシェ彫り文字盤に取って代わり、伝統的なグラン・フー エナメルでホワイトに仕上げられ、さらにはローマ数字もアラビア数字に置き換えられています。
マニュファクチュールの歴史担当者たちはアラビア数字の選択に注目しています。それは「トラディション 7037」のダイヤルに明確に現代的な美しさをもたらしている一方で、実際にはブレゲが1799年の時点で、当時としては極めて革新的であったアラビア数字をすでに採用していた、とういうことです。新しい「トラディション 7037」は、時計師ブレゲと現在のマニュファクチュールとの絆を強固にします。250年以上の時を経て、両者に共通するモダニティという意思がまったく同じ選択、つまりアラビア書体のブレゲ数字の選択に表れているからです。1783年にアブラアン-ルイ・ブレゲがデザインした数字は、他の多くの時計製作者たちに用いられるようになりました。それは、実際に時計産業全体に恩恵をもたらした発明であったわけです。

ブレゲの精神に直結

時計の裏面においてもこうしたアプローチは同様です。ムーブメントが誇らしく示す半月形のローターもアブラアン-ルイ・ブレゲ自身によって考案されたデザインを直接参考にしています。このようなローターの開発でさえ、またしても時計師ブレゲは当時の常識を覆す手法を2つの点で実践しました。
まず、すでに築かれていた自動巻時計の基礎そのものについてです。これ以前にも、自動巻き機構の着想については、他の時計師や兼機械工たちによる試みは見られますが、1780年以前に製作が始まったと考えられるブレゲの「No. 1/8/82」は、現存する最古の自動巻時計であるのは間違いありません。この時計は現在ヴァンドーム広場のブレゲ・ミュージアムに所蔵されています。
続いて、このローターにプラチナを用いた点です。18世紀の終わりの頃、プラチナは革命的な素材でした。その製造工程が発見されたのは1780年当時でした。ローターの動作を最適化する革新的な技術的解決策をたえず模索していたアブラアン-ルイ・ブレゲは、ゴールドより30パーセントも高密度でスティールの2.5倍も重いプラチナが彼の自動巻時計「ペルペチュエル」にとって格段に良好な巻き上げをもたらすと理解しました。ブレゲ・マニュファクチュールは、この素材に再び回帰し、時代に先行する彼の先見の明や、今もなお比類なき現代性を称えます。プラチナは、今では数えきれないほどの自動巻ローターに使われているからです。

ゴールドの38mmケースを採用する「トラディション 7037」は、セリエ仕立てのブルーで、ライトグレーのステッチを施したラバーストラップを組み合わせて提供されます。ブレゲは、ホワイトのラバーストラップも用意する予定です。

トラディション GMT 7067

新しい「トラディション GMT 7067」は、このコレクションにおいてすでに名称の由来となっているモデルのデザインコードを採用しながらも、大きな相違点があります。
この「トラディション」のモデルでは、時刻表示の文字盤に初めてグラデーションのグリーンが用いられています。グラン・フー エナメルでこれを実現するには非常に高度な技術を要します。熟練のエナメル職人は、文字盤中央部の深いグリーンから外周部の漆黒のブラックへと徐々に移り変わる完璧な色の変化を見出さなくてはなりません。エナメル釉薬の選択、その段階的な変化、色彩のバランス、そして焼成における温度と時間の厳密な管理などは、メゾン・ブレゲで大切に受け継がれる真正のノウハウです。それらがこの文字盤において本物のメティエダールの表現となっています。通常のように文字盤がケースいっぱいに収められているわけではないので、なおさら非常に困難です。そして「トラディション 7037」の場合のように、アラビア数字の採用が同じくブレゲの精神に忠実であることを示し、文字盤外周部のブラックの部分に置かれたアラビア数字をシルバーカラーで彩ることで優れた視認性を実現しています。

アブラアン-ルイ・ブレゲを直接想起させる仕組み

主たる文字盤はローカルタイム、すなわち現在地の時刻を示します。8時位置にある追加の文字盤はホームタイム、つまり、ふだん生活する国の時刻を示します。そして10時位置に控えめに配されたデイ/ナイト表示がムーブメントを補完しています。この表示は、複雑機構を±1時間単位で調整するためのリュウズのすぐ近くに位置します。
「トラディション GMT 7067」では、ホームタイムの数字を2つの選択肢、すなわちアラビア数字(ブレゲ数字)とオリエンタル数字から選べます。この後者のバリエーションは、マニュファクチュールの現行製品では珍しいとはいえ、実際にアブラアン-ルイ・ブレゲが1800年以降にオスマン帝国の顧客向けに行っていた正真正銘のパーソナリゼーションに由来します。現在 “トルコ時計” と呼ばれているこれらの時計は、エナメル文字盤や独自のオリエンタル数字によって容易に判別できます。しばしば二重構造になっていたケースも、全体にエナメルが施され、花や風景のモチーフで装飾されていました。
したがって現在のブレゲも、偉大な時計師アブラアン-ルイ・ブレゲ自身が19世紀初頭に行っていたように、アラビア半島の顧客に対してパーソナリゼーションに再び取り組んでいます。
2つの時間帯の選択もまた、偉大な時計師の遺産です。アブラアン-ルイ・ブレゲは、1815年にフランス国王ルイ18世から王国海軍時計師に任じられました。その使命は、1884年に「タイムゾーン」として定義されることになる時差を最高峰の精度をもって克服することにありました。やがてその系譜は4代目アントワーヌ・ブレゲを経て、5代目の航空機の先駆者ルイ-シャルル・ブレゲとジャック・ユジェーヌ・アンリ・ブレゲ兄弟へと受け継がれました。初期の世界飛行を実現させた航空界のパイオニアである彼らの飛行には、デュアルタイムウォッチが不可欠だったのです。
プラチナの40mmケースを採用する「トラディション GMT 7067」は、グリーンのステッチを施したブラックのラバーストラップを組み合わせて提供されます。

トラディション 7038

ブレゲは新たなアレンジを施した「トラディション 7038」を加えてコレクションをいっそう充実させます。卓越した時計技術と繊細な技巧が結び付き、メカニカルな構造がまさに美観の中心となったモデルです。

「トラディション 7038」では、立体的に浮かび上がるムーブメントの彫刻のようなシルエットを強調します。その機構を俯瞰した際に目に入る、他にはない、容易にそれと見分けられる構造は、まさに時計職人がケースを開けた時に発見する光景です。
この新しいモデルは、時計づくりの巧みな技を熱烈に愛するファンに向けられた稀少な製品に数えられます。オートオルロジュリー(高級時計製造)とジュエリーを融合し、先端技術と洗練された技法が結び付いています。
それぞれのモデルは、ブレゲの卓越した職人技を証明する比類ないノウハウによって作られています。
ブレゲの自動巻ムーブメント、キャリバー505SRによって駆動する「トラディション 7038」は、ロジウムを施した18Kホワイトゴールドのケースの中心で機械式時計としての表現を展開します。時計に用いる石のルビーを配したリュウズに対し、繊細に光をとらえるダイヤモンドを58個あしらったベゼルは、このモデルを目映い輝きで引き立てます。
メゾン・ブレゲは、「トラディション」のモデルでは初めて文字盤をブラックのアベンチュリンガラスで美しく飾りました。シルバーのパウダーの繊細な転写によって引き立てられた文字盤は、全体に深みのある微妙な表情を生み出しています。また、グルネイユ仕上げのブリッジと地板は、濃厚なブラックの表面処理によって美しく演出されています。
時刻の読み取りは、先端に穴の開いたモチーフが付くホワイトゴールド製のブレゲ針で行います。10時位置のレトログラードセコンドの針も同様にホワイトゴールド製で、エレガントに表示を飾ります。ケースバンドのフルート装飾(コインエッジ)やロウ付けのラグは、「トラディション」コレクションの歴史的なデザインコードを踏襲しています。
サテン仕上げのファブリックによるブラックのストラップは、シルクタッチで手首を優しく包みます。ロジウム仕上げの18Kホワイトゴールド製ピンバックルには25個のブリリアントカット・ダイヤモンドが配され、時計全体の繊細な輝きを見事に演出しています。

卓越した時計職人の技を語るソレイユ模様のギヨシェ彫り

文字盤側から見て中央に位置する香箱蓋は、太陽光線を模してデザインされたソレイユ模様のギヨシェ彫りによって引き立てられています。これは時計師アブラアン-ルイ・ブレゲが時計製造において文字盤に初めてギヨシェを導入した、その特別な職人技へのオマージュです。時がたつにつれてギヨシェ彫りは完全にメゾンの技のひとつになり、何よりブレゲが専門とする職人技にまでなりました。ブレゲは実際、ギヨシェ彫りを実践するどこよりも大規模な工房を構え、入念に修復された年代物のギヨシェ彫り機がクラシックな模様から新開発の模様まで、数多くの模様を実現しています。

「トラディション 7038」の裏側も、表側と同じように魅力的な機械装置の光景が現れます。そこには時計のオーナーの目を楽しませるために施された彫金の技が繰り広げられ、時計を着用すると隠れてしまう部分にまで及ぶメゾンの細部へのこだわりが見て取れます。したがって表側と同じように、ケース裏面で回転するローターやグルネイユ仕上げのブリッジは、濃厚なブラックの表面処理で美しく演出されています。ゴールドで作られたローターは、アブラアン-ルイ・ブレゲの時代に考案されたローターを思い起こさせますが、ここではローターに半円形が用いられ、このモデルのために特別に開発されたソレイユ模様のギヨシェ彫りが施されています。微妙な装飾を通じて同じ模様をまとう香箱蓋とローターが響き合い、時計の両面の間に美的デザインの対話を生んでいます。

トラディション レトログラードセコンド 7097

「トラディション」コレクションは常に進化を続け、その変化は徐々に繊細な形で進行します。変化によって目指すのは、アブラアン-ルイ・ブレゲが当時構想した完全なバランスを守ることです。マニュファクチュールは、この何十年もの間、自制心とともに、熟練技や大胆な試みをもってそれを入念に行ってきました。
「トラディション レトログラードセコンド 7097」は、この根本的な考え方を体現しています。マニュファクチュールは、唯一無二で他とは異なる成果を得るために2つの変更を組み合わせました。はじめは、グラン・フーエナメルによるホワイト文字盤です。メゾンの歴史に呼応するこの選択は、このモデルの美的デザインを大きく変えています。エナメル文字盤は、ギヨシェ彫りのゴールド製文字盤よりもわずかに厚くなり、時計に一段と存在感や質感をもたらしています。グラン・フーエナメルはすべて、ひとつひとつ高温の炉で焼成されます。
エナメル文字盤は、有機的なニュアンスの微妙な差によってそれぞれが唯一無二のものに仕上がります。この特別な個性は、ブレゲではおなじみのシークレットサインでいっそう際立ちます。このサインは、ほとんど目には見えないようなかたちでエナメルの上に刻まれています。時計のオーナーだけに見えるサインは、この精密時計との親密な絆を強めます。
もうひとつは「トラディション レトログラードセコンド 7097」のムーブメントの部分に新たな仕上げが用いられている点です。新たにアンスラサイトグレーの香箱蓋が登場しました。この仕上げは単なる装飾ではありません。それは、新しいグラン・フーエナメルのホワイト文字盤から解き放たれた最初の要素になるからです。両者は今までにないコントラストを生み出しています。つまり、純白に輝く目映い文字盤の次にすぐ続くのがアンスラサイトグレーの大きな香箱蓋なのです。また、歯車やテンプのリムはローズゴールドに彩られています。
このような選択によって、マニュファクチュールは各要素のそれぞれに独自の色合いや仕上げ、最終的には個性を意のままに操り、個々の存在感をいっそう際立たせています。そして、アブラアン-ルイ・ブレゲが考案したムーブメントの構造を新たな強さをもって引き立てているのがわかります。そこでは、構成部品のそれぞれがその役割と個性を主張し、ブレゲではおなじみの運動学的調和を成しています。こうした調和は以前にもまして現在のブレゲで強調されているのです。

長く続く伝統の継承者

「トラディション 7097」では、ムーブメントのブリッジや歯車、脱進機、香箱、その他の部品が見えるようにアレンジされ、これらを文字盤側で目にすることができます。時刻は、先端に穴の開いたモチーフが付くブレゲ針と、モデル名の由来となった10時位置のレトログラードセコンドの秒針で示されます。
ブレゲの時計職人は、時刻情報全体を読み取りやすくするためと、複雑機構を強調するために、このレトログラードセコンドの表示を文字盤の上に扇形の円弧で重ね、さらにゴールド製の円弧にサーキュラーパターンのサテン仕上げとショットブラスト仕上げを施しました。常に左右対称に注意を払うため、「トラディション」を代表する要素であるパラシュート耐震機構は4時位置に置かれています。ひと目でそれとわかるこのブレゲによる発明は、テン真を衝撃から保護します。
これらすべてが18Kローズゴールドによる直径40mmのケースに収められています。個別番号が刻まれたブレゲのキャリバー505SR1は、50時間のパワーリザーブが備わり、ホワイトゴールドで作られたブレゲの象徴的なローターが動力を生みます。その形は250年前にアブラアン-ルイ・ブレゲが最初の自動巻時計「ペルペチュエル」(この言葉もブレゲが考案)に用いたローターに敬意を払っています。
このモデルはグレーのカーフレザーストラップを組み合わせて提供されます。ブレゲは、セリエ仕立てのグレーのラバーストラップも用意しました。

 

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